饅頭小咄

「この間、新京極の雑踏を歩いていたら、

 京都弁独特の”はんなり”ボイスで『おまんこーておくれやすぅー』の売り声が聞えたんだ」「それが何か?」「お饅頭の頭(じゅう)を切り捨てて、『おまん』にしたのがそもそもの間違いなのさ。

 どうしても『おまん』と言いたいなら、『おまん、こーておくれやすぅー』と区切って言わなきゃ、恥ずかしいことになるだろう」「・・・」