【気象庁】 7月4日05:05分、台風第7号に関する情報 第99号 - 森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

(全国図)

(地方図)

(拡大図)

 ? 台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

気象庁ホームページでは、台風になる前の熱帯低気圧を一つのアルファベットで示します。

発生順とは関係なく、発生時に一つのアルファベットを割り振りますが、発達して最大風速

が約17m/s以上となり、台風となった時点で台風番号を付けます。

台風72時間進路予報は、1日4回(04時頃、10時頃、16時頃、22時頃)発表します。

台風5日進路予報は、72時間進路予報発表の40分後までに発表します。このため、5日進路予報が表示されない時間帯がありますので、ご注意ください。

なお、台風が熱帯低気圧または温帯低気圧に変わり、3日先以降は台風でなくなると予想される場合も5日進路予報は表示されません。

台風情報の内容や発表スケジュールについては、「台風情報の種類と表現方法」をご覧ください。

単位について: ?1海里(NM)は緯度1分(60分の1度)の長さ(約1.85km)。1ノット(kt)は1時間に1海里進む速さ。

 ? ""平成30年 台風第7号に関する情報 第99号""

平成30年7月4日05時05分 気象庁予報部発表

★(見出し)

台風第7号は暴風域がなくなり日本海を北東に進んでいます。西日本と東日

本では、5日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒

してください。土砂災害の危険度が高まっている九州や四国地方、北海道地

方では、土砂災害に厳重に警戒してください。

★(本文)

[台風の現況と予想]

 台風第7号は、4日3時には萩市の北北西約140キロにあって、1時間

におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクト

パスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メート

ルです。

 台風は勢力を弱めて日本海を北東へ進み、4日夜までに温帯低気圧に変わ

りますが、強い風を伴って5日午後は北日本に接近する見込みです。また、

北日本には前線が停滞し、5日にかけて活動が活発でしょう。

 

★[防災事項]

<大雨・雷・突風>

 西日本は、台風周辺の発達した雨雲から抜けましたが、台風に向かって南

から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本や東海地方の太平洋側

を中心に激しい雨が降っています。また、前線の停滞する北海道地方では、

激しい雨が断続的に降っています。

 九州や四国地方、北海道地方では、これまでに降った大雨により、土砂災

害の危険度が高まっている所があります。

 台風や台風から変わった温帯低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が

流れ込むため、西日本と東日本の太平洋側を中心に、5日にかけて雷を伴っ

非常に激しい雨が降り、四国地方では4日朝にかけて猛烈な雨が降る見込

みです。また、5日にかけて北日本でも雷を伴って激しい雨が断続的に降る

所があるでしょう。

 その後、6日も低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため

、西日本から北日本の広い範囲で大雨となる所がある見込みです。

 5日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で

  四国地方             300ミリ

  近畿地方、東海地方        250ミリ

  関東甲信地方           180ミリ

  北陸地方             150ミリ

  東北地方、北海道地方       100ミリ

 その後6日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で

  東海地方             300から400ミリ

  四国地方近畿地方北陸地方関東甲信地方

                   200から300ミリ

  東北地方、北海道地方       100から150ミリ

の見込みです。

 土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に

警戒してください。

 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。発達した積乱雲の

近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてくださ

い。

★<強風・高波>

 西日本の強風や高波の峠は越えましたが、海上では非常に強い風が吹いて

しけとなっています。

 西日本では5日にかけて、海上を中心に非常に強い風が吹き、西日本と東

日本は5日にかけて、北日本は5日は、海はしける見込みです。

 5日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は

  近畿地方           23メートル(35メートル)

  中国地方           20メートル(30メートル) 

 5日までに予想される波の高さは

  九州北部地方、中国地方、東北地方、北海道地方 5メートル

です。

 強風やうねりを伴った高波に注意してください。

★[補足事項]

 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してくだ

さい。次の「平成30年 台風第7号に関する情報(総合情報)」は、4日

17時頃に発表する予定です。

 ? 現況と進路予報

   台風第7号 (プラピルーン)

平成30年07月04日09時45分 発表

大きさ -

強さ -

存在地域 松江市の北約210km

中心位置 北緯 37度20分(37.3度)

東経 132度30分(132.5度)

進行方向、速さ 北東 40km/h(22kt)

中心気圧 985hPa

中心付近の最大風速 23m/s(45kt)

最大瞬間風速 35m/s(65kt)

15m/s以上の強風域 南東側 560km(300NM)

北西側 220km(120NM)

強さ -

温帯低気圧

存在地域 男鹿半島の西約300km

予報円の中心 北緯 40度20分(40.3度)

東経 136度20分(136.3度)

進行方向、速さ 北東 35km/h(20kt)

中心気圧 986hPa

最大風速 20m/s(40kt)

最大瞬間風速 30m/s(60kt)

強さ -

温帯低気圧

存在地域 函館市の西南西約80km

予報円の中心 北緯 41度35分(41.6度)

東経 139度50分(139.8度)

進行方向、速さ 東北東 30km/h(15kt)

中心気圧 990hPa

最大風速 18m/s(35kt)

最大瞬間風速 25m/s(50kt)

予報円の半径 150km(80NM)