後藤早苗の歌 拾遺 (162) ( 短歌 )

後藤早苗の歌 拾遺 (162)

8月27日(日)

(ダブルかも知れませんが残されたノートより)

(注)作成年月日の明記がありません(但し、10年以内)

定刻になっても起きて来ぬ夫寝息確かむ齢(よわい)となりぬ

逢いたいと友より便り届きたり神戸となればとても行けない

東京の兄に野菜を送りたり母亡き後の仕事となりぬ

手の甲にバッタをのせたまま歩む少しやさしい気持ちになって

待ちている時には降らず種まきをせんとう今日の朝からの雨

(つづく)